PRK手術について
PRK手術
PRK手術とは、角膜の上皮をレーザーで取り除いた後、さらに近視、乱視の度数に合わせてエキシマレーザーを照射し、ごく少量の角膜実質を取り除き、角膜の形状を平坦化させる手術法です。
■PRK手術
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1.点眼薬で麻酔をします |
2.レーザーで角膜上皮を取り除いた後で、さらにレーザーを照射し実質を削ります。 |
3.上皮が回復するまで保護用のコンタクトレンズをつけます。 |
手術の流れ
適応検査 |
PRK以外の方法を含め、あなたの目に適したアドバイスをさせて頂きます。場合によっては手術が適さないこともあります。 |
術前検査 |
事前にコンタクトレンズを中止して頂き、調節麻酔剤を点眼して検査します。コンタクトレンズ使用中に検査をすると、角膜の形状が変形していることによる誤差が生じる可能性があります。
調節麻酔剤とは、眼のピント合わせ機能を止める作用があるため、一時的に老眼のようになります。緊張が加わることにより、その方本来の近視度数よりも、近視が強くなっていることがあります。このような方に間違った手術を行わないために検査を行います。この点眼薬の作用は3〜4日続きます。この間は老眼状態だけでなく、光の絞りの役割をしている瞳が広がったままなので眩しく感じます。お仕事や運転に支障をきたすことがあります。 |
手術 |
● お化粧をしないで来院して下さい。
● 車、バイク等は運転せず公共交通機関をご利用下さい。
● 手術当日も事前にコンタクトレンズを中止して下さい。
● 当日も検査を行い術前検査日の結果と照合し、矛盾している場合は手術を延期する場合があります。
● 手術は両眼で30分程度です。
● 当日は入浴、洗顔、洗髪はできません。
● 術後数日間は保護眼鏡を装用し、就寝時は保護眼帯を着けてお休み頂きます。 |
手術翌日 |
翌日は必ず受診して下さい。術後1週間は無理をしないようにして下さい。
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術後検診 |
術翌日、1週間後、1ヶ月後と眼の状態により医師の指示があった日にも受診して下さい。 |
手術前後の注意事項
手術を受けるにあたって
● 術前検査日と手術日は、事前にコンタクトレンズの装用を中止してから受診して下さい。ソフトレンズは1週間以上、ハードレンズは2週間以上中止して下さい。
● 術前検査日は調節麻酔剤を点眼して検査を行います。点眼薬の作用が続く3〜4日間は老眼状態となり、また、眩しく感じます。お仕事や運転に支障をきたすことが考えられますので、日程をご検討の上予約して下さい。
● 手術日は術前検査日より少なくとも1週間以上あける必要があります。術前検査日に用いる調節麻酔剤の作用が完全に消失しないと手術が行えません。
● 術後1週間程度は保護用のコンタクトレンズを装用していただきます。
手術後の合併症を防止するため、次の点を厳守して下さい。
● 手術当日は、眼やまぶたには絶対に触れないで下さい。
● 手術当日は、入浴・洗顔・洗髪を控え、顔は濡れたタオルで拭く程度にして下さい。
肩から下のシャワーは可能です。翌日の診察で問題がなければ、入浴、洗顔、洗髪は可能になりますが、まぶたの上から眼を押さえないようにして下さい。
● 手術翌日は必ず受診して下さい。
● 術後1週間は眼の周りのお化粧は控えて下さい。
● 術後1ヶ月間は眼に汗や水が入らないように、また眼をこすったり強く押さえたりしないように注意して下さい。水道水やアイボンなどで眼を洗わないで下さい。
● 処方された点眼薬などのお薬は、必ず指示通りに点眼または服用して下さい。
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