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多焦点眼内レンズとモノビジョン法
多焦点眼内レンズ
院長の勤務した武蔵野赤十字病院では、多焦点眼内レンズ挿入術を1995年より日本で先駆けて行いました。
水晶体を摘出し、眼内に遠方、近方など複数の焦点を組み込んだ眼内レンズを挿入する手術です。片眼の手術では効果が十分とは言えず、両眼に挿入する方が満足度は高くなります。
一般的な単焦点レンズでの手術と比べて、遠くも近くも眼鏡なしで見えることを期待しての手術です。
多焦点眼内レンズの注意点
多焦点眼内レンズ手術では矯正ずれが少ないこと、術後乱視が少ないこと、中心固定が良好でないと多焦点効果が弱くなります。つまり眼鏡なしを目指したのに術後に眼鏡が必要になることがあります。また中心固定が不良である場合には矯正視力が出にくくなることがあります。
術後にハロー、グレアーなど夜間、暗所の見え辛さ、コントラスト感度の低下が多少あります。これらは眼鏡でも解決できません。また将来、黄班変性症や緑内障等で視機能が低下した場合も十分な視力が得られず困ったことになることがあります。
モノビジョン法
単焦点眼内レンズによって意図的に左右眼のピントの距離を少しずらします。これにより眼鏡なしで見える範囲を広げる方法です。多焦点レンズの欠点であるハロー、グレアー、コントラスト感度低下がありません。
眼鏡が全く不要にはなることは多くはないですが、中距離から近方は眼鏡がなくなると満足度は高くります。多焦点眼内レンズ挿入術と比べ欠点や危険性がとても少ない手術です。