近視・遠視・乱視とは

近視や乱視を治す、屈折矯正手術にふれる前に、近視や乱視について簡単にそのメカニズムをご説明します。

近視・乱視のメカニズム

正常な眼

正常な眼では角膜を通った光は、角膜と水晶体で屈折し、網膜で焦点が合うようになっています。

正常な眼のメカニズム

近視眼の場合

近視の場合は、角膜の屈折する力が強いか、もしくは眼球が長いため、網膜よりも手前で焦点が合います。
網膜上では、像がぼやけた状態で写ります。

近視眼の状態

乱視眼の場合

角膜の屈折力が均一でないため、通過した平行光線が一点で結合しない状態です。 像がぼやけたり、二重、三重に見えます。

乱視眼の状態

小児の近視進行抑制治療

毛様体筋の緊張を緩和する等の作用で、近視度数の緩和や近視の進行抑制効果を期待して点眼薬を就寝前に点眼します。

保険適応 自費診療
ミドリンM点眼液
0.01%アトロピン
マイオピン点眼液
0.025%アトロピン
リジュセア®ミニ点眼液

近視や乱視の矯正方法

近視や乱視を矯正するには以下のような方法があります。
レーザー手術は、すべての人に可能なわけではありませんし、その術式もあなたの目の状態に合わせて決定されます。

器具の場合

特徴 眼鏡 コンタクトレンズ
近視の矯正可能な範囲 中度までの近視 全ての近視
矯正後の視力の安定性 安定 安定
アレルギー体質・ドライアイ 関係ない 関係ある
やりなおし できる できる

目の病気や、アレルギー体質、ドライアイといった理由でコンタクトレンズを使えない方に、近視矯正術は有効ですが、その他、職業上どうしてもめがねやコンタクトレンズを使えないという方にも近視矯正手術は有効手段の一つとして考えられます。

手術の場合

特徴 ICL LASIK
(レーシック)
PRK Mini-RK
近視の矯正可能な範囲 中等度から高度 軽度から中等度 軽度から中等度 軽度
矯正後の視力の安定性 安定 安定 やや近視化 やや近視化
アレルギー体質・ドライアイ 関係ない 殆ど関係ない 殆ど関係ない 殆ど関係ない
やりなおし できる※1 できる※2 できる※2 できない
術後の回復 早い 早い 比較的遅い 比較的早い
術後の痛み ほとんどない ほとんどない 人によりある 少しある

※1 白内障を発症リスクが高まります。
※2 手術前の角膜の形状に戻すことは出来ません。
追加矯正手術は必ずしも適応になるとは限りません。

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