近視屈折矯正手術(エキシマレーザーLASIK等)/乱視矯正手術/白内障手術/緑内障/網膜硝子体疾患/眼鏡処方/コンタクトレンズ処方

橋本眼科
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手術に関してのご注意

レーシック後に自然に軽快する一般的な症状

●術後視力

近視・遠視・乱視の度数が大きいほど矯正効果の誤差も大きくなります。そのためご希望された裸眼視力が十分に得られないことがあります。また左右で得られる視力が異なることもあります。 手術後に十分なレベルに視力を上げるために眼鏡またはコンタクトレンズが必要になることがあります。再手術を検討することもありますが、必ずしも良い結果が得られるとは限りません。

●かすみ・ぼやけ・まぶしさ・異物感・しみる感じ

手術翌日から視力改善を体感できますが、手術直後は全体的にかすみ・ぼやけ・まぶしさを感じたり、手元が見えにくかったりします。これらは時間とともに軽快します。異物感・しみる感じは1〜2日で改善します。

●ドライアイ

手術直後から1〜3ヶ月の間、眼の乾きを感じる場合があります。また、もともとドライアイの方は、手術後一時的に悪化することがあります。時間とともに軽快しますが、程度に合わせてドライアイ治療用の点眼をして頂くことがあります。

●結膜下出血

フラップを作る時に眼球を強く吸引固定するため、白目の血管から出血して、赤くなることがあります。手術後1〜2週間程度で自然に消失します。手術結果や眼への影響はありません。

●夜間の見にくさ・ハロ・グレア・コントラスト感度の低下

暗い所で光がにじんだり、まぶしかったり、光の周囲がぼんやりと見えたり、明るい所でも白っぽく輪郭があいまいに見えたりして、少し見にくさを感じることがあります。濃淡の淡い文字が読みにくいことがあります。 もともとの近視・遠視・乱視が強い方、暗所での瞳孔径の大きい方ほど感じやすくなります。3ヶ月程度で徐々に軽減します。

*これら自然に軽快する一般的な症状は1年を経過しても残る場合は改善しないこともあります。

レーシックでまれに起こる合併症

●フラップのズレ

手術後早期に目をこすったり、強く目をぶつけたりすると、フラップがずれることがあります。すぐに整復すれば問題ありませんが、視力低下や感染の原因になります。

●フラップ形成不全

フラップ作成時にレーザー照射に十分なフラップができない場合があります。その場合、手術は中止する必要があります。この場合、期間をおいてから再手術を検討します。極めてまれに元通りにならず視力低下を残す場合があります。

●フラップ下への角膜上皮細胞迷入

極めてまれですが、フラップの下に角膜上皮細胞が侵入して増殖することがあります。万が一起こった場合は、フラップ下の洗浄が必要になります。

●感染・角膜潰瘍

まれに手術を行った角膜が、細菌に感染する場合があります。この場合、点眼薬を増やしたり、点眼回数を増やしたり、点滴を行ったり、洗浄などの処置が必要になることがあります。極めてまれに視力低下を残す場合があります。予防のために手術後に処方する点眼薬を指示通り使うようにして下さい。

●層間角膜炎

手術後から1週間ぐらいまでの間に発生するフラップ下に白濁が起きて、かすみや視力低下をきたす合併症です。大半は点眼薬や内服薬の治療で抑え込むことができますが、まれに悪化した場合はフラップ下の洗浄が必要になることがあります。

●照射ズレ

レーザーの照射が大きくずれると不正乱視をきたし、良好な視力を得られなくなる場合があります。

●角膜拡張症(ケラトエクタジア)

角膜を過度に削った場合、薄くなった部分が前方に膨隆してくる可能性があります。これを角膜拡張(ケラトエクタジア)といい、強い不正乱視や近視化を引き起こす原因になります。そのため手術前の検査で角膜厚が十分にある方しかレーシックを受けることができません。

●その他の合併症

以上に想定される合併症を列記しましたが、これら以外にも合併症が発生することは否定できません。また新しい治療であるため将来、現在知られていないような合併症が報告される可能性も否定できません。

*いずれの合併症も万が一生じた場合、すぐに適切な処置を行わず放置すると、視力障害などの後遺症が残ることがあります。決められた通りにお薬を使用して、手術後の検診を指示通り受けるようにして下さい。

レーシックの適応について

レーシックの適応

■医学的な理由による適応

コンタクトレンズ不耐症、不同視、先天性強度乱視、白内障術後乱視、角膜混濁の方など。

■職業上の理由による適応

資格取得のために規定の裸眼視力が必要である方、就業環境により眼鏡、コンタクトレンズが装用できない方など。

■美容上、利便性の理由による適応

美容上の理由から眼鏡をかけたくない方や、コンタクトレンズの手入れが面倒である方など。

以下の方は手術が受けられません

■18才以下の方

成長段階で近視の度が進む可能性があります。

■以下の疾患がある方

角膜内皮障害、角膜ヘルペス、円錐角膜、リウマチ性疾患、抗精神薬の長期服用者、妊娠している方、その他医師により不適切と診断された方。

将来への影響

■白内障への影響

レーシックでは角膜の形状を変えることで眼内レンズの挿入手術時に矯正ずれが増すことがあります。

■緑内障への影響

レーシックでは角膜の形状を変えることで圧平式眼圧計の測定誤差が増します。緑内障がある方にはレーシックのメリットがデメリットを上回る場合のみ行います。

生駒 橋本眼科

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